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知っておきたい! 生理中の気持ち悪さの原因と対処法

生理中の気持ち悪さに悩む様子 生理中の気持ち悪さに悩む様子

毎月生理の時期には、ホルモンの変動によって体調に影響が出ることがあります。人によっては吐き気や胸のむかつき、めまいや立ちくらみなどの不快感があることも。今回はそんな生理中におこりがちな吐き気や貧血、経血の不快感などの症状に焦点を当て、それらの原因と対処法について、わかりやすく解説していきます。

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吐き気を感じる原因

生理中の吐き気に苦しむ様子 生理中の吐き気に苦しむ様子

生理中に感じる吐き気は、体内で増加するプロスタグランジンという物質によって引きおこされることがあります。プロスタグランジンは、子宮の収縮を促し、経血の排出を助ける役割を果たしますが、これが過剰になると、胃腸の動きを活発にしすぎてしまい、結果として吐き気を感じる原因になるのです。また、生理中はホルモンのバランスが変化し、卵胞ホルモンや黄体ホルモンのレベルが変動するため、これも吐き気を引きおこす要因となり得ます。

さらに、生理痛が強い場合、その痛みによってストレスがかかり、自律神経のバランスがくずれることで吐き気を感じることもあります。自律神経は、心拍数や消化活動など、無意識におこなわれるからだの機能を調節しており、このバランスがくずれると、吐き気だけでなく、頭痛やめまいなどの症状を引きおこすことがあります。

生理中の吐き気の対策

生理中の吐き気を軽減するためには、以下の対策が効果的です。

生理中の吐き気がつらいときは、これらの対策を試してみてください。ただし、症状がひどくなる場合や長期間続く場合は、早めに病院に行くことも検討してみてくださいね。

貧血によるめまいや立ちくらみ

貧血によるめまいや立ちくらみも、生理中に気持ち悪さを感じる一因となります。貧血とは、体内の赤血球やヘモグロビンが不足している状態を指し、酸素や栄養素を運ぶはたらきが弱まるためにおこります。

生理中は、子宮内膜が剥がれて出血が生じるため、鉄分や栄養素が失われることがあります。これによって、血液中の赤血球やヘモグロビンの量が減少し、貧血がおこりやすくなるのです。

特に経血量が多い女性は、この状態に陥りやすいとされています。また、生理中はホルモンバランスの変動が大きく、これが自律神経に影響を与え、血圧の低下を招くこともあります。これにより、脳への血液供給が不足し、めまいや立ちくらみが引きおこされるのです。

対策としては、鉄分を豊富に含む食品の摂取が推奨されます。レバーや赤身の肉、魚介類、豆類、緑黄色野菜などが鉄分を多く含んでおり、これらを積極的に食事に取り入れることが大切です。また、ビタミンCを同時にとることで、非ヘム鉄の吸収率を高めることができます。さらに、十分な睡眠と規則正しい生活を心がけることで、からだの調子を整え、貧血のリスクを減らすことが可能です。

また、こうした吐き気や貧血は、体質としておこりやすい人もいます。日々の体調の変化をきちんと記録しておけば、自分におこりやすい不調を事前に把握しやすくなります。生理日に加えて体調の変化も記録でき、振り返ることができる生理日管理アプリ「ソフィガール」も、ぜひ活用してみましょう。

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生理周期によってからだやこころの状態がわかるようになるから、生理日をチェックするのは大切なこと。自分の生理周期を知っておくと、いろいろ準備ができるから安心!

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経血の不快感をやわらげる方法

ナプキンの交換や温かい飲み物で不快感を和らげる様子 ナプキンの交換や温かい飲み物で不快感を和らげる様子

生理中に感じる経血の不快感は、人によってはとてもつらいものかもしれません。しかし、適切なケアをすることで不快感をやわらげることができます。以下に、経血の不快感をやわらげる方法を詳しくご紹介します。

まず、肌に直接ふれるナプキンは、肌にやさしい素材でできているものや、サイズが合っているものを選ぶことが大切です。肌への刺激が少なくなり、快適に過ごせます。また、経血が長時間、肌にふれた状態にならないよう、吸水力の高いナプキンを使ったり、まめにトイレに行ってナプキンを取り替えたりすることも重要です。経血によりムレて不快感が増すことがありますので、2〜3時間おきにトイレに行ってナプキンを交換しましょう。また、トイレに行く際には手をしっかりと洗い、清潔な状態を保つよう心がけましょう。

また、お腹や腰を温めることも効果的です。カイロを使ったり、温かい飲み物をとることで、からだを内側から温め、経血の流れをスムーズにし、不快感を軽減することができます。適度な運動をすることも、血流をよくし、不快感をやわらげるのに役立ちます。ただし、無理のない範囲でおこなうことが重要です。

以上のことを工夫しつつ、日々ストレスをためないことも意識しましょう。生理中はホルモンのバランスが乱れやすくなり、ストレスが増えることがあります。ストレスは不快感を増す原因になるため、リラックスする時間をつくったり、好きなことに集中したりすることが大切です。また、友達や家族と話をすることもストレス解消につながります。

経血の不快感をやわらげるには、適切な生理用品の使用やこまめな取り替え、からだを冷やさないようにすることが重要です。また、ストレスをためないことも大切です。自分に合った方法を試してみて、快適な生理期間を過ごしましょう。ただし、症状がひどい場合や長く続く場合には、専門の医師に相談することもおすすめです。

まとめ

生理中の体調不良は、多くの女性が経験するものです。吐き気やめまい、立ちくらみなどの症状は、体内のホルモン変動や鉄分不足が原因でおこります。これらの症状には、温かい飲み物をとる、適度な運動をする、鉄分を含む食品を食べるなど、日常生活でできる対策があります。また、ナプキンは肌にやさしいものを選び、こまめに交換することも大切です。しかし、症状が重い場合や改善しない場合は、医師の診断を検討することも重要です。自分のからだを大切にし、無理をせず、快適な生理期間を過ごすために、これらの情報を参考にしてください。

監修:

東京都済生会中央病院 産婦人科 西山紘子先生

投稿:2024年12月26日

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