生理前から生理後にかけて、デリケートゾーンのニオイが強くなるのには理由があります。その最も大きな原因は、生理周期にあわせて変化するホルモンバランスです。
排卵後から生理が始まるまでの間は、黄体ホルモンという女性ホルモンの分泌量が増えます。黄体ホルモンは妊娠をサポートし、膣[ちつ]内をおりもので満たす作用がありますが、妊娠がおこらなかった場合は粘度の濃いおりものとなってカラダから排出されます。これがニオイの原因です。ほかにも、黄体ホルモンには汗や皮脂の分泌量を増やす作用があるため、ニオイのもとになる雑菌が増えやすいのも原因のひとつです。
生理前のおりものが気になる場合は、おりものシートを交換することで、下着におりものが付着したままになるのを防ぎましょう。また、入浴時にはデリケートゾーン専用のせっけんでやさしく洗うのもおすすめ。清潔に保つことは大切ですが、洗いすぎやゴシゴシとこするのはトラブルのもとになるので気をつけましょう。