いつからはじめる？「おりもの」のケア

お子さまにおりものが出始めたら、もうすぐ初経（初潮）のサイン。下着の汚れやムレなどを気にしなくていいようにおりものシートの使用がおすすめです。

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お子さまのおりもの気になりませんか？

洗濯時にお子さまの下着の汚れが気になることはありませんか？

おりものは初経の約1年前から出始めることが多いため、おりものが出たら「もうすぐ初経だよ」というサインになります。お子さまがいつ初経を迎えてもいいように、モノやココロの準備をしておきましょう。

モノとココロの準備

おうちの方から問いかけを

●おりものについておうちの方に相談しなかったのはなぜですか？

半数以上のお子さまはおりものについて相談したくてもできなかったという声でした。

（ユニ・チャーム調べ）

お子さまに「おりものについておうちの方に相談しなかったのはなぜですか？」というアンケートをとったところ、半数以上のお子さまが「恥ずかしかったから」「どう言ったらいいのかわからなかったから」と答えています。

このアンケートからもわかるように、おりものを気にしていてもおうちの方になかなか言い出せないのが現実。また、おりものの量や状態が日によって違うことを不安に思っていたり、下着汚れが気になるけれどどう対処すればいいかわからない、という声も多く寄せられました。

お子さまは、おうちの方が思っている以上におりものを気にしていて、戸惑いや不安を感じています。そして、そのことをなかなか相談できずに悩んでいることもあります。

普段からお子さまの様子を気にかけて、下着の汚れが気になったり、お子さまが何かを気にしているような感じが見受けられたら、おうちの方から問いかけて不安を軽減できるといいですね。

いつ、どういうふうに話をしよう

おりものとは

おりものの量は女性ホルモンと密接に関わっています。

おりものとは、女性の性器のいろいろな部分から出る分泌物の集まりのこと。子宮内膜や子宮頚管から分泌された粘液、膣の壁からはがれた古い細胞、外陰部の皮脂腺などです。

月経（生理）のサイクルに合わせて分泌量や状態が変化し、最も多くなるのが排卵期です。排卵前にはドロッとしたおりものが出始め、その後、白くてのりのような粘度のある状態になります。分泌量は年齢によっても変化し、初潮（初経）を迎える頃のお子さまは少しずつ増えていきますが、女性ホルモンの分泌が不安定なため、おりものの量は増えたり減ったりします。また体調によっても変化しますので、体調をはかるバロメーターにもなります。

下着も汚れてしまうしニオイも気になるおりものですが、女性のからだにとって欠かせない2つの役割をになっています。

ひとつは自浄作用で、外から膣の中に雑菌が入るのを防ぎ、膣内を酸性にして生殖器の清浄を保つこと。もうひとつは受精の手助けをすることです。排卵の前になるとおりものの粘り気が強くなるのは、精子が子宮に入りやすいようにするためです。