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PMS(生理前症候群)について

生理中は何もしたくないもの 生理中は何もしたくないもの

生理を迎えると、生理前にイライラしたり怒りっぽくなったりするだけでなく、腹痛や便秘、むくみを感じることがあるかもしれません。これはPMS(生理前症候群)といい、生理の1週間くらい前から症状が出始め、生理が始まるとともに症状が消えていきます。お子さまにPMSの症状が出たときのために、PMSがどんなものなのか知っておきましょう。

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PMSはなぜ起こるのか?

28日周期の女性ホルモン分泌の変化

エストロゲンとプロゲステロンの変化でからだの状態が変化します。 エストロゲンとプロゲステロンの変化でからだの状態が変化します。

(ユニ・チャーム調べ)

PMSが起こる原因はまだはっきりとわかっていませんが、そのひとつには女性ホルモンが関係しているようです。排卵後に卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増え、妊娠しなければ急激に減少します。この激しい増減に脳の視床下部が対応しきれず、さまざまな症状がおこると言われています。

女性ホルモンとPMS

2つの女性ホルモンのうち、黄体ホルモン(プロゲステロン)はからだに水分を貯め込む働きがあるため、胸のはり、むくみが起こりやすくなります。腸の働きを抑える働きもあるため、便秘になりがちに。また、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が減少することにより、感情のコントロールが難しくなったり、無気力、憂うつになると言われています。

PMSの症状~こころ~

PMSの症状~からだ~

PMSかどうか判断するためには

お子さまがイライラしていたり、怒りっぽくなっているからといって、それがPMSであるかどうかはわかりません。もしかしたら思春期特有の反抗的な態度かもしれませんし、機嫌が悪いだけかもしれません。

ただ、生理前にPMSの症状が毎回ある人とたまにある人を合わせると81%にもなることから、ほとんどの人に起こることだと考えてもいいでしょう。

生理前にPMSの症状がありますか?

(ユニ・チャーム調べ)

反抗期の状態と似ていて判断がつきにくいかもしれませんが、PMSはこころだけでなくからだにもいろいろな症状が現れます。いつもと違うところはないか、気にかけておきましょう。できるなら、気づいたときに記録しておくといいかもしれません。しばらく記録をつけていればお子さまの傾向がわかりますし、生理とからだ・こころの関わりが見えてくるでしょう。

また、人に当たり散らしたり突然キレたりという、PMSがさらに重症になることをPMDD(月経前不快気分障害)といいます。もしPMDDが疑われるようであれば病院へ行くようにしましょう。

おうちの方ができるケア

PMSは生理が始まるとともに消えていく症状ですが、お子さまが少しでも快適に過ごせるようにサポートしたいところですよね。

バランスの取れた食事

栄養バランスが偏った食事は、PMSの症状を重くしてしまう可能性があります。できるだけ栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。

からだをじんわり温める

厚手の靴下やホットドリンクを用意してからだを冷やさないようにするだけでなく、首元を40℃程度の蒸しタオルで温めると副交感神経が優位になってリラックス効果が得られます。

しっかり睡眠をとれるように

不調を感じているときは、しっかり睡眠をとることが大切です。質のいい睡眠がとれるように、肌ざわりがいいパジャマやぴったり合う枕を用意しましょう。

おうちの方へのポイント!

PMSにはさまざまな症状があります。お子さまがPMSではないか気にかけておきましょう。

お子さまがPMSかどうかの判断は難しいです。気になることがあったらお子さまの状態を記録しておいて傾向がわかるようにしておきましょう。

もし症状がひどい場合はPMSではなくPMDDの可能性もあります。少しでも心配になったら病院を受診しましょう。

監修:

東京都済生会中央病院 産婦人科 西山紘子先生

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