初潮は何才になったらきますか?
初潮をむかえる年れいは、だいたい10~13才の間が多いようです。ただし、人によって早い人やおそい人もいるので、おそいと感じても不安になる必要はありません。もし15才をすぎても初潮がこなかったときは、おうちの人や保健室の先生に相談してみましょう。
「体重が40㎏になったら初潮になる」というのは、本当ですか?
初潮をむかえるタイミングは人によって差があります。年れいや体重などの数字についてのウワサがいろいろあるかもしれませんが、初潮がくるタイミングの決まりごとはありません。なので、あまり気にしないようにしましょう。
初潮がくるときはわかりますか?
初潮をむかえる時期になると、胸(むね)にしこりみたいなものができたり、痛(いた)くなったり、おりものが気になる人がいるようです。このような変化を1年くらい前から感じる人もいます。からだの変化を感じたら、初潮をむかえる準備(じゅんび)をはじめましょう。お腹(なか)が痛くなったり、おへそから下のあたりにあたたかいものがおりてくる感覚があったら、いよいよかもしれません。準備しておいたポーチを持って、トイレでたしかめてみてください。ショーツに茶色っぽい血や、血がまじったピンク色のおりものがついていたら初潮のサインです。
おりもの以外にも初潮のサインはありますか?
初潮がくる前のサインは人それぞれですが、たとえば肌(はだ)が脂(あぶら)っぽくなってニキビができたり、逆に乾燥(かんそう)したりと、肌に変化が起きることがあります。また食べる量はいつもと変わらないのに、からだがふっくらしたように感じるのもひとつのサインです。ほかには、かぜではないのに頭が痛くなったり、熱っぽく感じたり、お腹に痛みを感じることもあります。
スポーツをしていると初潮になりにくいって本当ですか?
スポーツをしていたら初潮になりにくいとか、生理にならないということはありません。おりものが出はじめたり、わきや性器(せいき)のまわりに毛が生えはじめたり、からだに変化はありませんか?そういったことがあったら、初潮がもうすぐのサイン。初潮はいずれきますので、まだはじまらないからと心配しなくてもだいじょうぶです。はじまるまで、楽しくすごして待っていてくださいね。
急に初潮がきたらどうしたらいいですか?
最初はショーツに少し血がつくくらいのことが多いので、突然(とつぜん)生理になってもあわてないでください。手元(てもと)にナプキンがないなら、トイレットペーパーを重ねてあてておけばだいじょうぶ。学校の保健室にはナプキンが用意されているので、保健室に行ってみましょう。もしお出かけ中なら、あとでコンビニや薬局に買いに行っても間に合いますよ。
初潮のことを家族にどうやって話せばいいですか?
からだが少しずつ大人になって初潮をむかえることは、とてもすばらしいこと。いつも顔を合わせる家族には話しにくいかもしれませんが、話せばきっとおうちの人も喜んでくれるはずです。勇気を出して一歩ふみだしてみましょう!一度話せばそれからは話がしやすくなりますよ。
初潮になったらどうしてお祝いするのですか?
初潮がくるということは、からだが大人の女の人へと成長して、赤ちゃんを産めるようになったというしるし。そのため、無事に成長したことを家族でお祝いするのです。昔は「特別な日のお祝いだから」「赤い色は悪い気をはらうから」などの理由で赤飯を食べていました。今もこの風習は残っていますが、最近では赤飯ではなく好きな食べ物をリクエストしたり、かわいい下着を買ってもらったりすることもあるようです。
「初潮になると背(せ)がのびなくなる」というのは、本当ですか?
子どもの背がのびるのは、「成長ホルモン」という骨を長くするホルモンと、「女性ホルモン」のはたらきが関係しています。思春期(ししゅんき)になると女性ホルモンが分泌(ぶんぴつ)され、成長ホルモンを増やしたり、骨にはたらきかけて成長させたりします。思春期に急速に背がのびることがあるのはこのためです。
女性ホルモンにはもうひとつ、子どもの骨を大人の骨に成長させて、背がのびるのを止めるはたらきもあると考えられています。初潮がくると女性ホルモンがさらにたくさん分泌されるようになるので、骨が大人へと成長し、背ののび方がゆるやかになることもあるようです。
ただし、からだの成長は人それぞれ。背がどれくらいのびるかは人によってちがいますし、初潮のあとに背がのびる人もたくさんいます。
初潮のあとの次の生理はいつきますか?
生理がくるリズムはだいたい1カ月に1回です。生理がはじまった日から数えて25〜35日の間に次の生理がくることが多いので目安にしましょう。ただ、初潮から1〜2年はホルモンが安定していないため、初潮のあとに何カ月も次の生理がこない人もいます。それでも4~5年もすると生理のリズムが安定して、毎月きちんと生理がくるようになります。体調によって変わることもあるので心配しないでくださいね。
生理用ショーツをはかなければダメですか?
生理のときは、ナプキンがきちんとからだにフィットする生理用ショーツをはいた方が安心です。なぜなら生理中にふつうのショーツをはいていると、ナプキンがずれたりヨレたりして、経血モレの原因(げんいん)になってしまうことがあるからです。生理用ショーツは、ナプキンの羽がしまえたり、よごれが落ちやすかったり、いろいろと工夫されているので便利です。今は色や柄(がら)などたくさんの種類があるので、おうちの人と一緒(いっしょ)に選んでみてはいかがでしょうか。
生理痛がある人とない人では何がちがいますか?
生理痛があるかどうかは人それぞれです。生理のときにお腹が痛くなる人もいれば、まったく痛みを感じない人もいます。生理痛の原因のひとつは、腰のあたりの内側で血液(けつえき)がスムーズに流れなくなるため。血液の流れが悪くなるような生活をしていると、生理痛が起こりやすくなります。たとえば、運動不足や睡眠不足(すいみんぶそく)の人、薄着(うすぎ)の人、下半身をしめつけるような服や下着を着ている人、からだを冷やす(体温を下げてしまう)食べ物・飲み物をたくさんとる人、栄養のかたよった食事をしている人、ダイエットをしている人などは生理痛が起こりやすくなります。
生理中に運動してもいいですか?
はげしい運動はからだに負担(ふたん)をかけるので控(ひか)えた方がいいですが、適度(てきど)にからだを動かすのはおすすめです。腰(こし)のストレッチは生理痛(せいりつう)に効果的(こうかてき)ですし、からだを動かすことでからだ全体があたたまって冷えを防(ふせ)ぐので、すすんでやってみましょう。ただし、屋外でのスポーツはからだが冷えることもあります。上着を持っていく、汗をかいたら着替えるようにするなど、なるべくからだを冷やさないように気をつけてくださいね。
生理中はお風呂(ふろ)に入らない方がいいですか?
経血(けいけつ)の量がすごく多くなければ、湯船につかってもだいじょうぶです。バイ菌(きん)が入る心配もないので安心してください。ただ、経血でお湯を汚(よご)してしまうこともあるので、おうち以外の場所ではシャワーだけにするのがおすすめです。
おりものが出はじめたけど、前回と少しちがっています。
ふつうのおりものは白かクリーム色で少しねばり気があり、ショーツについたものが渇(かわ)くと黄色っぽくなってカピカピになります。また、たまごの白身のようなとろっとしたものや黄色いおりもの(生理前)が出たら、初潮のサインかもしれません。おりもののじょうたいは体調によっても変わるので、あまり心配しなくてもだいじょうぶです。ただし、かゆみがあったり、強いニオイがあったり、やわらかいチーズのようにポロポロしたものがあるときは、おうちの人に相談して病院に行きましょう。
生理がはじまる前にはかならずお腹(なか)が痛くなりますか?
生理の前にかならずお腹が痛くなるという決まりはありません。お腹や腰のあたりが重い感じがする人もいれば、いつもと何も変わらない人もいます。同じ人でも月によってちがうこともあります。どれも特別なことではないので、心配しすぎないようにしましょう。
ナプキンについた血が赤ではなく黒っぽいです。
血と子宮内膜(しきゅうないまく)がまじった経血は、ケガのときに出る赤い血とちがって黒っぽいのがふつうです。初潮をむかえてからしばらくは、黒っぽい茶色のチョコレートみたいな血が、ほんのちょっとだけショーツにつく人もいます。逆に、まっかな血が出たときや、梅干し大よりも大きい血のかたまりがたくさん出たときは、おうちの方に相談しましょう。
経血にレバーみたいなかたまりがまじっていました。
血液は新しいと赤くてサラサラしていますが、時間がたって古くなるとレバーのように固まります。また生理のときに出る経血には、血液だけではなく子宮内膜のかけらもまざっています。そのため、たまにかたまりが出ることもあるのです。もちろん病気ではないですし、梅干しくらいの大きさだったらまったく問題ありません。
生理前や生理中は便秘(べんぴ)や下痢(げり)になるのでしょうか。
生理前や生理中は腸の動きをおさえたり活発にさせたりするホルモンの影響(えいきょう)で、便秘や下痢になることがあります。生理前に便秘になってしまったら、いつもより水分を多めにとって、野菜をたくさん食べるようにしましょう。ヨーグルトやプルーンを食べるのもおすすめです。生理中に下痢になってしまったら、お腹を冷やさないようにすることを心がけ、毎日規則(きそく)正しい生活を送るようにしましょう。
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