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女の子は初潮前後で、からだやこころが大きく変化します。また、体調や精神面でのコンディションは月経周期と密接に関係し、女性ホルモンの影響を受けています。今お子さまがどのような状態かがわかっていれば、それに合わせて適切なサポートができるようになります。
初潮を迎えてしばらくは月経周期が安定しないかもしれませんが、体育の授業がある日や習いごとがある日など、スケジュールと合わせて周期を把握しておくといいでしょう。

月経周期とコンディション

■月経周期とホルモン(28日周期の場合)

卵胞ホルモンは女性らしさを作り、黄体ホルモンは妊娠に備えるため分泌されます。主に2種類の女性ホルモンにより女性のからだはコントロールされています。

  • ❶月経期

    からだ △ / こころ △

    妊娠しない場合に卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌量がぐんと減少し、厚くなった子宮内膜がはがれおちて体外に排出されるのが月経です。月経期には、からだのだるさやむくみ、月経痛などが起こることがあります。この時期に不調を感じたときは、体調に合わせた練習内容にするなど、無理をしないようにしましょう。

  • ❷卵胞期

    からだ ◎ / こころ ◎

    卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が増えてきて、子宮内膜が厚くなり妊娠の準備をする期間です。卵胞ホルモンは女性らしさをつくるホルモンで、肌や髪をきれいにする、骨や血管を守る、自律神経を安定させるなどの働きがあり、体調が良いと感じる時期なので、思いっきりスポーツを楽しんでください。

  • ❸排卵期

    からだ ○ / こころ ○

    卵胞ホルモンの分泌がピークを迎えると排卵が起こります。人によっては排卵時に腹痛が起こることもあります。また、排卵日の前後数日は、眠気や腰痛、吐き気を感じる人もいます。症状は2~3日間続く場合が多いので、つらい期間を避けてから無理せず体を動かしましょう。

  • ❹黄体期

    からだ △ / こころ ○

    排卵期の後は、黄体ホルモン(プロゲステロン)が多量に分泌されます。黄体ホルモンは妊娠のためには大切なホルモンですが、むくみや便秘、肌荒れを起こすことがあります。また体温を上げる働きもあります。軽いストレッチなどでからだの代謝がよくなると症状が改善される場合もあるので、体調に合わせてからだを動かすこともいいですね。

※体調には個人差があります。

★こちらもチェック!

初潮前後の変化

  • ★からだの変化

    • ・身長が伸びる
    • ・全体に丸みを帯びた女性らしいからだつきになる
    • ・わき毛や陰毛が生え始める
    • ・内性器が発達する
  • ★こころの変化

    • ・おうちの方に反抗的になる場合がある
    • ・他人の目が気になり始める
    • ・男の子を意識するようになる
    • ・性について興味を持つ

★こちらもチェック!

お子さまが月経中でもいつもと同じようにスポーツを楽しむために、まずは月経周期を把握し、からだとこころがどのような状態にあるのかを知ることが大切です。そのために、周期のチェックをしてみましょう。少し面倒に感じても、お子さまと一緒に楽しみながら記録してみてください。

セルフチェックについて

チェック方法

  • ★アプリを活用する
  • ★手帳やカレンダーに書き込む

手帳やカレンダー、アプリなどを使って気軽にやってみましょう

★使ってみよう!

アプリで生理周期を記録してみよう!
「ソフィ 母娘で簡単!
はじめての生理日管理」

サークル表示で生理周期がわかりやすく、経血量や生理痛の有無もチェックできるアプリです。大事な試合の予定や薬を飲んだ日なども登録できるので傾向がわかります。

アプリについてくわしくはこちら
アプリをすぐにダウンロード

チェックしたい項目

  • ★月経周期と経血量
  • ★お子さまのからだとこころの様子(できれば具体的に)
  • ★薬を飲んだ日(鎮痛剤などを飲んだ場合)
  • ★基礎体温
  • ★体育の授業がある、習いごとがある日

初潮が始まってから数年は周期が安定しない場合があります。不安にならないようにしましょう。

チェックのコツ

セルフチェックは、とにかく続けることが大切です。続けることで月経周期も把握できますし、周期に合わせたからだとこころの状態がわかるので、それに合わせたサポートを準備しておくことができます。

セルフチェックを続けるには、お子さまに「面倒だな」「なんでこんなことやらなくちゃいけないの?」と思わせないことがポイント。少しでもこんなふうに思ってしまうと、続けることが難しくなってしまいます。

最初は忘れがちになってしまうので、おうちの方からのお声がけが大切です。

セルフチェックで自分のからだの状態を知ることでコンディションの不調に対する不安感がなくなる、あらかじめ症状に合わせた対応の準備ができる、その時々に合わせたトレーニング内容を考えられるなど、セルフチェックをすることの大切さをきちんと説明し、お子さま自身が進んで行うように導いてあげてください。

いきなりすべての項目をチェックするのは難しいかもしれませんので、まずは月経開始日・終了日の記録から始めると続けやすいでしょう。

★こちらもチェック!

月経中のスポーツでお子さまが困っていたり気になることがあった場合に、少しでも快適に過ごしてもらえるようにするにはどうすればいいでしょうか。ここでは、スポーツをしているお子さまがいる方に向けて、具体的にどんなサポートをしたのかアンケートを実施しました。症状やサポート方法は人それぞれですが、ぜひ参考にしてみてください。

アンケートで聞きました!

  • Q. 生理中のスポーツ時にお子さまはどんなトラブルや困りごとがありましたか?

  • 通常の生活とは違う激しい動きをすることから、スポーツ時、お子さまはさまざまなトラブルや困りごとがあります。なかでも、経血がモレてしまう、ナプキンがずれてしまうことに困っている人が多い結果となりました。ほかにはスポーツに集中できなかったり、生理痛がひどくなるという人もいました。その他という中には、ムレやニオイが気になる、男性コーチなのでトイレに行きにくい、貧血になる、水泳を休まなければいけない、などの声が寄せられています。
    実際おうちの方がどんなサポートをしたのか、アンケートの回答をご紹介します。

★生理用品でサポート

  • 子どもがスポーツをするときには夜用などの長いサイズのナプキンに変えたり、羽つきのナプキンに変えたりして対応しています。(39歳・兵庫県)
  • 娘の生理用ショーツをお尻とお腹をすっぽり包むタイプの物に変えました。(41歳・埼玉県)
  • 娘のサニタリーショーツをスポーツ用にかえました。また、とにかく冷やさないように、アンダーパンツを買いました。(43歳・兵庫県)
  • 練習中にナプキンを交換するタイミングがないらしく、子どもには夜用ナプキンを使わせました。(43歳・愛知県)
  • ナプキンがズレて経血モレがあったので、娘用にパンツタイプのナプキンや夜用ナプキン、タンポンを買いました。(35歳・福岡県)

★生活上でのサポート

  • 娘は腹巻きやレンジでチンするカイロなど、お腹を温めるものを使ったりしていました。(43歳・山梨県)
  • 子どもは生理痛がひどく市販薬では効かないので、病院で薬を処方してもらいました。また、腰などのつぼを押す、お腹を温めるグッズを使いました。(38歳・京都府)
  • イライラしないよう、娘には好きな香りのアロマでリラックスしてもらうようにしました。(48歳・埼玉県)
  • 子どもが生理痛の痛みとうまく付き合うよう、鎮痛剤など使うようにしました。(44歳・静岡県)
  • 娘がからだを冷やさないように夏でもカイロを買っておき、保温性の高い下着にしました。(43歳・福島県)

ここがポイント

トラブルや困りごとに合わせたサポートで安心してスポーツできる環境づくりを

お子さまが生理中に行ったサポートとして、スポーツ時には長さのあるナプキンやタンポンを使用する、ぴったりめのショーツを履くという回答が多く、また、そうすることによりズレやモレを心配せずにスポーツに集中できたという声もありました。いつもとは違う動きをするスポーツ時には、その種目や内容によって生理用品の使い分けが効果的のようです。また、生活上のサポートとしては、からだを温める、薬を飲む、リラックスできるようにするといった回答がありました。

月経は成長期のからだを作るうえでとても大事な事象です。それをお子さまに理解してもらい、上手に付き合う方法を一緒に考えていきましょう。 いつも通りにスポーツを楽しめなくなると月経をネガティブにとらえてしまいがちになりますが、お子さまが少しでも安心してスポーツを楽しめるよう、生理用品や生活上のサポートによって環境を整える工夫してみましょう。また、睡眠不足や栄養の偏りなども体調に影響しますので、規則正しい生活を心がけることも大切です。生理周期を記録していくと、体育の授業や習いごと、イベント時などのサポートも予測しやすくなります。おうちの方のサポートで、お子さまが生理と上手に付き合っていけるようにできるといいですね。
とはいえ、体調が悪い、生理痛がつらいというときに無理をするのは禁物です。サポートをしても改善されない場合には、授業や習いごとを休むように促すなど、お子さまが無理をしないように見守りましょう。

★こちらもチェック!

フィットするショーツって? 何を基準に選べばいいの?

自分のからだにピッタリの生理用品が見つかると、生理期間中の不安が減りますよ 経血モレを防ぐためには、生理用品の種類や使い分けが大切ですが、生理用ショーツの選び方も大切です。すぐからだが大きくなるから…と大きめの生理用ショーツを選んでいませんか?
生理用品をしっかりホールドでき、動きにぴったりフィットする生理用ショーツで、お子さまが安心してスポーツに取り組めるようサポートしていきましょう。

生理用ショーツ選びのポイント

  • ●まずはサイズの確認から

    ヒップサイズ(腰囲)は、横から見てヒップラインが一番高い部分でメジャーを一周させ、水平になるようにして測ります。測ったサイズを基準にからだにフィットするものを選ぶといいでしょう。伸縮性や肌触りなどの機能はお子さまの生活スタイルを想像して選び、そのうえで、股上が深かったりボクサータイプだったり、デザインの好みに合わせて選んでみましょう。

  • ●“きちんとフィットしている”とは?

    フィットしているかどうかについては、下の3つがポイントになります。
    ①お尻がきれいに収まるか
    ②きつかったりゆるかったりしていないか
    ③動いてずれないか、窮屈ではないか
    ショーツを履いたときにウエストや足のつけ根部分に隙間ができていたり、逆にきつくて動きづらいという場合は、フィットしているとは言えません。お尻をすっぽりと包み込み、無理なく動けてズレを感じないものを選んでください。

  • ●スポーツ時におすすめのショーツとは?

    通常とは違う動き方をするため、からだとの隙間ができないようによりフィットしてモレを防止する構造のものや、2重のクロッチでナプキンの羽をしまえてズレにくく、アウターへの汚れを防止してくれるものを選ぶといいでしょう。

  • 動きやすさを求めるなら

    ★伸縮性があり、心地いいやわらかな肌触りのもの

    ★通気性がいい素材(コットンなど)を使用しているもの

  • ズレが気になる人は

    ★深履きタイプでお尻をすっぽり包むもの

    ★激しい動きでもズレにくい伸縮性に優れたもの

  • デザインを重視するなら

    ★アウターから見えないように股上が浅めのボクサータイプ

    ★着替え中に見られても気にならないスポーティなデザイン

★こちらもチェック!

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